【超級!!背景講座!!】MAEDAXの背景萌え!~アイレベル編~
「MAEDAXの背景萌え!」とは? 「背景」に悩む人を対象に、使える技術を提供し、日本の漫画全体の充実を目指す。某業界ではメジャー級の有名人、「アシスタント背景美塾MAEDAX派」MAEDAXがコッソリ教えます。今回はアイレベル編!
「アイレベル」に萌えろ!
背景をかっこよくしたいのにそうならない。そんなときに「アイレベル萌え」が必要な場合も!ちょっとの工夫でイメージが変わるのもアイレベル。いろんなバリエーションを考えてみましょう。
アイレベルとは…
簡単に言うとカメラを置いている高さ。画面を撮っているカメラがどんな高さにあるか、自分がカメラマンになったイメージで絵を捉えます。
▼アイレベルが1階と2階の真ん中にある構図
悪くはない構図なんですが、もの足りなさを感じている人もいます。
上下シンメトリーな形は描きやすいですが、少し単調に見える構図でもあります。
アイレベルを下げてみた
主観的構図
▼アイレベルが人の見た目に近い高さにある構図
微々たる違いという人もいるかもしれませんが、この違いを意識できているとよりリアルな構図を生み出します。
苦手意識
アイレベルが高いことで苦手感につながっている人もいます
なぜなら……
Bの資料を見ながら無意識にAの構図を描いちゃうから
▼資料通りに描いてるつもりがアイレベルが高くなっている場合
▼資料は人の高さから写真で撮られるのでBが多い!
▼でも資料だと天井の裏側が見えてるから!といって描くと……
だまし絵みたいな強引な絵にしてしまう人もいます
気をつけて!
微々たる違いを楽しもう!
客観的構図
アイレベルを高めにとったフカンの構図
▼2点透視でも3点透視でもいける構図
この構図を3点にする場合、ゆるーく下にパースをつけると気持ちいい
まとめ
アイレベルの違和感が”なんか違う感”だったりすることがあります。資料を読み取る時、構図を作るとき、アイレベルに萌えるのもありかもしれませんよ。
▼今回の背景萌えの全体図をご覧いただけます(クリックすると拡大表示できます)。
※本記事は、月刊ComicREXに掲載された『MAEDAXの背景萌え!』より特別掲載いたしました。
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