【イラストレーター必見!】仕事に使えるポートフォリオの作り方
ポートフォリオは売り込みの必須アイテムです。 しかし、「ポートフォリオにどんなイラストを載せたらいいかわかならない」 「そもそもどうやって作るの?」という方も多いことでしょう。そこで今回は「ポートフォリオの作り方」をご紹介いたします。
ポートフォリオは売り込みの必須アイテム
イラストレーターとして活動されている方なら、ポートフォリオや企業に提出する用のイラストをお持ちかと思います。
クライアントなど発注側は、その人がどんなイラストを描けるのか、絵を描く力はもちろん、経験も同じくらい重要視しています。
キャラクターだけでなく、アイテムイラストや背景も描けるのか・・・
描けるのであれば、それを公開しない手はありません!
これから活動していく方、今後もお仕事をしていく方にとって、ポートフォリオは、アピールするための必須最重要アイテムです!
<今回使用するもの>
- PowerPoint
- お仕事で納品したイラストやポートフォリオに載せたいイラスト
たったこれだけでポートフォリオが作れます!
パワポがない場合は、Excelや普段使っているお絵かき系ソフトなどでもOKです。
ただし、PDFに変換できるソフトにしてください。
※今回は「召喚ビットコレクション」のイラストを使用します!
ポートフォリオの提出形式と点数
ポートフォリオは基本的にPDF形式で送りましょう。
一つのファイルにまとまっている方が見やすく、また、イラストに補足などを入れたいときもイラストの横に簡単に付け加えられます。
何よりも、PDFであればPCのスペックに左右されず、誰でも同じように見ることができるので、画像が表示されない!のようなトラブルが起きにくいのです。
ポートフォリオに何点載せるのか、加減が難しいところですよね。
そこでギクタスに所属するディレクター9名に、
と聞いてみました!
回答例をご紹介します。
- 多ければ多いほど。そのイラストレーターさんの得意なジャンルがわかるので。
- 多い方が嬉しいです。同じテイストで同じ塗りのイラストが4点以上あると、得意な分野がわかってより嬉しいです。
- 最低5枚はほしいです(本当はもっと欲しいけど、事情もあると思うので)
- 多い方が嬉しいです。沢山の完成稿の中に、ラフが2~3点あるのも良いです。
などなど。
回答の多くに目立ったのが「多ければ多いほど嬉しい」でした!
最低5枚、公開できるイラストがある方は可能な限り沢山!ということです。
自信のあるイラストがあれば、PDFにまとめて見やすくして、沢山送るのも良いかもしれません。
ポートフォリオを作る上で一番大切なのは”バランス”!!
ポートフォリオには自信のあるイラストだけ載せたいですし、載せるべきです!
しかし、「女性キャラだけ」とか「全部正面を向いているイラスト」とか「すべて同じ表情」とか
いくら自信があっても、何かに偏ってしまうと、かえって発注側の選択肢を狭めてしまうことになりかねません。
そこで、ポートフォリオを作る際には全体のバランスを見て、載せるイラストを選んでいきましょう!!
【1ページ目】描きこみ量が多く、色数も多い、ぱっと目を引くイラスト
ここは最も自信があり、かつインパクトのあるイラストを載せましょう。
人間関係だけでなく、ポートフォリオにおいても、第一印象は非常に大切です!!
特に一番自信のあるイラストは左上に配置しましょう。
これは人の目が左上から視線を送ることが多いためです。逆に右下に行くほど、目線は届きにくくなります。
選ぶ基準は「描きこみ量が多い」「色数が多くて華やか」「デッサンが取れている」といった
いわゆるクオリティを左右する部分が丁寧に描かれているかどうかを見て下さい。
複数載せるときは、構図が似ないように注意すると良いでしょう。
【2ページ目以降】男女・モンスターなどバリエーションのあるイラスト
今まで女性キャラばかり発注が来ていたが、実はクライアント側が男性を描けるとは知らずに、女性ばかり発注していた!
とか、
ドラゴンだけでなく、クリチャーなど様々なモンスターが描けるのに、いつも似たような発注が来て疑問に思っていた、
なんて「知らなかったから起こる勘違い」って意外と多いんです。
(私も実際にありました・・・翌月から男の子だけでなく、女の子も描いて頂けて助かりました)
「女性キャラの発注の方が多いから」
「最近の流行りはこういう系だから」
なんて先入観にとらわれず、描けるイラストはどんどん出していきましょう!
ポートフォリオは可能性を広げるアイテムです!!
【後半】背景、ドット絵など、その他に持っている技術を披露できるイラスト
メインで発注を受けているわけではないけれど、こういうものも描けますよ、という例を出しておくのも大切です。
最近でいえば、ドット絵の発注が増えたように、ソーシャルゲーム業界は新しいパターンがどんどん出てくるので、持っている技術を披露しておくと、思わぬところでお仕事に繋がることも十分あり得ます!
【最終ページ】奥付(ペンネームや連絡先など)
何より、連絡したい!と思った時に奥付があると、非常に親切な印象を与えます。
親切な印象は安心感や信頼感を持たせるきっかけになるので、こうしたひと手間を加えることも、とても大切です。
いかがでしたでしょうか?
今までポートフォリオ作りに悩んでいた方や、作ってみたものの、もう少し手直ししたいという方の参考になっていれば嬉しいです!
※本記事は、イラストの仕事に役立つメディア『GIKUTAS Magazin』(https://gikutas.jp/magazine)から提供いただいた記事です。
株式会社サーチフィールドが運営する、クリエイターと企業をつなぐ制作受託サービス『GIKUTAS』は常時イラストをお受けいただける作家様を募集しております。
フリーランス・副業・学生さん・主婦の方、イラストをお仕事にされたい方はぜひこちらをご覧ください
クリエイターと企業をつなぐ制作受託サービス『GIKUTAS』は、クリエイターの幅広い働き方のニーズに寄り添って、転職支援・派遣サービスの『GIKUTAS Agent』も運営しております。イラスト制作の現場を理解しているディレクターが、コンサルト担当として貴方のキャリアプランをお伺いさせていただきます。