【デジタル】デジ絵の基本！レイヤー機能って何？【はじめて】
デジタルではじめて絵やイラストを描くときにまず覚えておきたいのは、「レイヤー」です。レイヤーってどんな機能？そんな疑問にお答えすべく、簡単なレイヤーの概念や、レイヤーを使い分ける利点について紹介します。
レイヤーの概念
レイヤーとは、透明なフィルムのようなものと考えると理解しやすいです。
このイラストは「CAT」の文字、「猫」、「背景」の3枚のレイヤーが使われています。
レイヤーを便利に使うには①～レイヤーを分けて描く～
線と色、キャラクターと背景などを、別々のレイヤーに分けて描いておくと、あとで修正が楽になります。
例えば、下図のように塗り残しがある場合、レイヤーの分け方で修正の手間が変わります。
線画と着色を同じレイヤーにしている場合
塗り残した部分を塗ると、線画も塗ってしまうことがあります。
線画と着色を別のレイヤーに分けている場合
塗り残した部分を塗るときに線画の上を塗ってしまっても、線画はそのまま残ります。
また、はみ出してしまっても、線画を気にせず修正できます。
レイヤーを便利に使うには②～レイヤーを入れ替える～
レイヤーは、[レイヤーパネル]や[レイヤー]パレットで表示されている並び順で重なっています。下のレイヤーは上のレイヤーに描かれているもので見えなくなります。
例えば、下図のようにレイヤーを重ねたイラストがあります。
レイヤーの順序を入れ替えます。レイヤーの順序を入れ替えるには、レイヤーを移動したい位置までドラッグします。
猫の描かれたレイヤーを一番上に、その下に文字の描かれたレイヤーという順番にしたことにより、猫に文字が隠れました。
このようにレイヤーの順番を変えることにより表現できる内容が変わります。
レイヤーを便利に使うには③～レイヤーを非表示にする～
レイヤーごとに、表示・非表示を簡単に切り替えられます。
レイヤーを便利に使うには④～不透明度を変更する～
レイヤーごとに、不透明度を変更できます。不透明度を低くすると、レイヤーが透明になり、下のレイヤーが透けて見えます。
不透明度は、[レイヤーパネル]や[レイヤー]パレットで設定できます。
最後に
レイヤーの使い方をマスターすると、デジ絵の表現がぐっと広がります！
そして、レイヤーの機能は、これだけではありません！その他のレイヤーの機能については、次の講座も見てくださいね。
