マンガアプリcomicoでプロデビューを目指す!クリエイターの視点からみたcomicoの魅力とは?
国内最大級の「エンターテインメントプラットフォーム」comico。縦スクロールで読み進められる形式やフルカラー表現など、スマートフォンに最適化した多彩なオリジナルマンガ・ノベルを配信しています。comicoにはクリエイターとして関わるという選択肢もあります。今回はクリエイターにとってのcomicoを徹底解説します!
comicoとは
comicoとはスマートフォンの縦スクロールで楽しくマンガやノベルが読める新しい形のエンターテインメントプラットフォームで、アプリとwebでサービスを提供しています。
その規模は今やマンガアプリとしては日本最大級。
2013年10月のサービス開始からわずか100日で100万ダウンロードを突破し、現在の総ダウンロード数は1200万件を超え、日本国内のみならず海外でもサービスを提供しています。
看板作品『ReLIFE』『ももくり』をはじめ、書籍化、アニメ化、グッズ化などアプリの枠を超えた取り組みも活発で、今後も展開の広がりが注目されています。
実はこのcomico、読者だけでなくクリエイターにとっても、プロを目指すことを視野に入れた今までにない作品発表の場でもあります。
今回は読者ではなくクリエイターの視点から、comicoの魅力、作品投稿といった利用方法を徹底的に解説します!
comicoで漫画家デビュー!
■誰でも参加可能な投稿サイト
クリエイターにとってのcomicoは、youtubeなどと同じようにユーザーがコンテンツを投稿して参加できるタイプの投稿型サービスです。
ユーザーは住所・職業・年齢・性別を問わず誰でも作品を投稿し、クリエイターとして活動を行うことが可能です。
■公式作品(プロデビュー)への道
comicoへの投稿は最初に「チャレンジ作品」(web版でのみ閲覧可能)としてあなたの作品を投稿することから始まります。
そこから下の絵のように「ベストチャレンジ作品」を経て「公式作品」へと徐々に作品をステップアップさせていくことが可能です。
“チャレンジ作品の中から、comicoが定めた条件を満たした作品は「ベストチャレンジ作品」に選定されます。ベストチャレンジ作品になるとアプリ版comicoでも掲載され、ランキングなど読者の一定の人気を得る等のいくつかの条件を満たした場合、公式作品になるチャンスがあります。“
(comico公式デビューガイド「Q&A」より)
■公式作家になれたら
「公式作家」になるとcomico公式より以下の支援を受けて商業作家としての第一歩を踏み出すことになります。
お金をもらって作品をつくるプロ漫画家としての第一歩です!
「公式作家」になると/作家の皆様への支援内容
- 「公式作品」としてweb+アプリ版comico掲載
- 毎月の原稿料支給
毎月の契約原稿料(月額約20万円~)+活動状況に応じたインセンティブをお支払い - 人気作品は単行本化・グッズ化などメディア展開をバックアップ
- 公式作家の皆さんとの定期交流会開催
- 年に一回の健康診断サポート
- カウンセリングサービス
- その他、各種支援
(comico公式デビューガイド「Q&A」より)
投稿前に知っておくべき3つのポイント
1. 投稿の規定
comicoに作品投稿するユーザーに対して職業や年齢などの制限はありません。会員登録を行えば誰でもcomicoの「作品投稿」機能の利用、チャレンジ作品を投稿することができます。
ただ投稿作品の掲載基準や表現内容について、comicoが掲げる規定が存在します。違反投稿とならないよう投稿前には「利用規約」および「コンテンツガイドライン」をご確認ください。
2. ベストチャレンジ作品になる為の基準
あなたの投稿・連載する作品が「チャレンジ作品」から「ベストチャレンジ作品」になるには、いくつかの選定基準をクリアする必要があります。
具体的には以下の4点をクリアするよう心がけてマンガ原稿を作成しましょう!
- comicoのガイドラインに沿った作品であること
- カラー原稿であること
- 各話15コマ以上が描かれていること
※1話のみの掲載でも可。ただし2話以降も15コマ以上が必須 - スマートコミック(縦スクロール)形式でなくても可
(comico公式デビューガイド「Q&A」より)
※ただしベストチャレンジ作品に昇格するのは、条件がクリアされているかをcomicoがチェックした後になります。
条件を満たしたとしても、即時に掲載・閲覧可能な状態にはならないのでご注意ください。
チャレンジ作品には白黒原稿や15コマより少ないコマ数の作品を投稿することも可能です。
しかし、いずれ作品のベストチャレンジ昇格を目指すなら、既存の作品を再投稿する場合でもベストチャレンジ作品の基準を満たすように加筆・修正を行うことを忘れないようにしましょう!
3. タテ読みマンガの描き方
comicoでデビューを目指すためには「カラーの縦スクロールマンガ」である必要があります。雑誌等で見かけるタイプのマンガとは異なる形式のため、きちんとcomico内の作品を読んで形式や作例などを検討しましょう。
またcomico編集部より、カラーの縦スクロールマンガの描き方を解説した書籍『デジタルマンガのテクニック―comicスタイルを学ぼう―』も発売中です。
演出や制作のポイントなど実際の公式作品を作例に使った解説が行われていますのでこちらを参考に使用するのも良いでしょう。
「デジタル漫画のテクニック―comicoスタイルを学ぼう/comico編集部」
「好きなこと」でチャレンジできる!クリエイターから見たcomicoの魅力
■comicoで作品を発表する理由
comicoで作品を投稿する魅力の一つに自分の「好きなもの」を描いてプロの世界へチャレンジできる点があります。
comicoはいわゆる出版社の雑誌とは違って、あくまでユーザーが主体の投稿型サービスです。
運営会社でも編集者さんでもない、クリエイターのあなたが「描きたい」と思って描いたものをダイレクトに読者に届けることが出来ます。
たとえば公式作品『ピアシェーヴォレ!~piacevole~』を連載する、Nab_At(なべあつ)さんはインタビューで以下のように語っています。
『ピアシェーヴォレ!~piacevole~』
“連載中の『ピアシェーヴォレ!~piacevole~』は、イタリア料理店を舞台にした女子高生 七瀬萌里菜の成長物語です。私は料理が好きで、ずっと料理マンガを描きたいと考えていました。
…(中略)…
もともとは私も主人公の萌里菜と同じで、ただレシピどおりに作ればいいと思っていたのです。でも先生から「そうではないんだよ」ということを教わって。
その経験をそのままストーリーに取り入れました。だから萌里菜は私自身であり、萌里菜と一緒に成長していることを実感しています。“
(comico公式デビューガイド インタビューより抜粋:下線は描き方ナビ編集により追加)
ネット環境の普及・comicoの登場により同じ創作活動にチャレンジをするにしても、自分のこだわりを持ち続けてデビューしたNab_Artさんのように作家は今までとは全く違ったやり方を選べるようになりました。
「好きなこと」で「チャレンジ」する。
もしcomicoへの作品投稿・活動に興味をもったなら、comico公式サイトからさっそくデビューへの第一歩を踏み出してみましょう!
■comico公式デビューガイド(http://www.comico.jp/guide/index.nhn)